PRESTWOODの構造は、株式会社ATAが開発したATAハイブリッド構法を採用しています。
一般に流通されている規格品の木材でロングスパンを実現した木造工法です。
軸組みにトラス構法と枠組壁構法を組み合わせた構造により、木造で大空間が計画できます。
22条区域・その他地域において「その他建築物」で防火壁を回避した延床面積1,000㎡以下の倉庫モデルです。
PREST WOODは建物外周部以外に柱がなく、一つの広い空間を作り出しています。 中間柱のないトラス構法には、切妻屋根用の山形トラス、片流れ屋根用の張弦材トラスがあります。 山形トラスのTWタイプでは、20m~40mまでのスパンを計画することが可能です。
軽量な木造は、鉄骨造に比べて基礎工事を小規模に計画できます。 建物外周部の布基礎と土間コンクリートで設計されます。 鉄骨造に比べ、鉄筋やコンクリートの使用量が少なく、基礎工事の費用と工期を抑えられます。 また、熟練工が急速に減少していく中、現場の省人化にも貢献します。
戸建て住宅などを中心に使用される木材は「一般流通材」が使用されています。 文字通り、一般に流通させるために規格化されて生産される木材です。 製材、集成材があり、それぞれ樹種ごとに断面サイズや長さが決まっています。 受注生産の大断面集成材に比べ、早く材料を調達できます。 計画的に生産されるため、価格も安定しています。
スパンが12m以上ある場合でも、木造は確認申請時の構造適合判定が不要になるため、 その申請から下りる長さを短縮できます。 また、一般流通材を使用しているPREST WOODは材料が早期に調達できます。 さらに、基礎工事の期間も短いため、鉄骨造に比べて全体の工期が短くなります。